2017年11月14日火曜日

みなとミーツその1


少し前の話になるけど、山田稔明さんに誘ってもらって
みなとミーツ海岸通り文化祭に参加するため関西に行きました。


 (Twitterより画像拝借しました)
 
そのときの事を書こうと思っていたら
すっかり日が過ぎてしまったけど、
移動から帰ってくるまでの4日間
いろいろな人に会って、絵を描いたり、楽器を演奏したり
散歩したり、猫にあったり
いろいろ楽しかったことや考えさせられる事
あったので思い出しながらちょこちょこ書いてみようと思います。
  

大阪行きは山田さんの車にわりと年の近い男4人が乗り込んだ。

ぼく以外の3人は昔からの友人同士であるらしい
山田さん、高橋徹也さん、五十嵐祐輔さん というメンバー。


吉祥寺に住む山田さんが、出発前日にぼくの荷物を車に積みに来てくれた。
今回ぼくはワークショップ、ライブペインティングに物販、それから
翌日は別イベントで楽器演奏のライブもあったので荷物量がすごい。
とくにぬいぐるみのワークショップの時には綿が場所を取る。


うーむ、おれの荷物が一番多いんじゃないだろうか。。
新参者としてはあるまじき行為であるけど、
ここは気づかないふりをしてその好意に甘んじるとするか・・ 
  
荷物を積み終わると「よく寝て!また明日!」

と言って山田さんの車はぶーんと元来た道を帰って行った。

・・・・・

翌朝吉祥寺で山田さんと待ち合わせをして
高橋さんを拾いに行く。


自宅から出て来た高橋さんの荷物量はぼくの1/10くらいだ。
うーん・・知らないフリいつまで出来るかな。。

次は五十嵐さんを拾う。

高橋さんのブログで時々出て来るので名前を知ってはいるけど、
会ったことはない。
五十嵐さんは4人の中では一番年齢が若いらしい(といっても最大で3つ下)
という事だったけど
主語が 「わたし」なので
話をしているとどう考えてもこの人が一番落ちついているし
大人だよな。。 と思う。 

しかし飼い猫の話になるととたんに猫ばかの顔になる。山田さんもそうだけど。。
それと後で知ったけど、ビール、ハイボール、など酒が好きな人。
五十嵐さんとはもう少しゆっくりお酒を飲んでみたかった。

そして、彼の荷物は高橋さんよりもっとすっごい少ない。。

__もうしらん__

4人が揃うと高速道路に乗って
突進するはずが、3連休の初日という事で恐ろしい渋滞。

結局しばらくは高速に乗らず、下道を走ることになった。

走りながらずっと思っていたんだけど、
車内でかかる曲が全部いい。
高橋さんもこれ誰? これは?と時折チェックしている。

誰かの車に乗ってあそこまでストレスなく
音楽が気持ちよかったのは初めてだと思う。


あとで教えてもらおう とか思ってバンドやミュージシャンの名前は
ひとつも覚えていないからここで書くことができないけど(すいません)
まあとにかくよかった。あ、ジャクソンブラウンかかってました。


途中パーキングでの休憩を挟みつつ大阪へ向かう。
パーキングの各地にドッグランが増えていたよ。



ぼくも少しだけど、久しぶりに運転をした。

タバコジュースのとき高速道路でガス欠になって
JAFが来るまでの1時間くらい、全員無言のまま過ごしたなあ とか
下道を走ったらたぬきの置物がいっぱいあったなあとか
閉め忘れた後ろの扉を開けたまま高速道路を走っていたなあ
(機材がギュウギュウで後ろの扉が開いているか閉まってるのかなんてもう分からない)


 とか、ろくでもない事ばかり思い出す。
それでもけっこう長く続いたのはやっぱりみんな、
それなりに楽しかったのだと思いたい。



そして、いまはまたあの頃よく走った 道を今は全く違う4人で走ってる。
バンドじゃないけどみんな音楽をやってる人たち。
音楽やってて良かったのかもしれない と思う。

流れる景色を見ながらちょっとだけロマンチックになっていると 
高橋さん(ぼくの2つ先輩)が
おもむろに「ちょっとおおくぼさん、ずっと黙ってるけど、なんか盛り上げてください」

という。

なんてむちゃくちゃな。。 
出会った状況次第ではこの人は鬼だったのかもしれない。。。と思う。
 というのはもちろん冗談だけど、
そういうちょっとしたやり取りが楽しくて
結構時間はかかったんだけど、大阪までの道のりはあっという間だった。

::::::

大阪着くまでに書き過ぎたな。

こんなことじゃ先にすすめやしない。

::::::


会場に着くと

今回主催の山田さんと共にイベントを運営されていた
グルッグの方にご挨拶をしてさっそく準備にかかる。

ライブスペースや、販売スペースが出来上がったのは3時間を過ぎたくらい(もっとかも)
だった。
夜ごはんを食べに行く前に
気になることがひとつあった。
 
今日泊まるところどうしよう
 
みんなは既にホテルの予約が
あったのだけど、
ぼくはその日の事を決めきれていなかった。
しかし会場の周りを見渡す限り真っ暗で何もない。

準備をしていたスタッフの方にこの辺で
適当に安く泊まれるところ知らないですか?と聞くと

 「風呂入れない、寝るのは小さいソファ、ねこがけっこういる 
 それで良ければ・・」という


雨風しのげて猫がいるなんて何もいう事はない。

お願いします と言って
その日はそこにお世話になることに決めた。

ねこは30匹いるらしい。人間はぼく以外誰もいない場所 
それは捨て猫保護サロン だった。

サロンに行く前にグルッグの方と世間話をしていると

「おおくぼさんはタバコジュースの方なんですよね、
むかしOTODAMAでライブ見た事があるんです 
大雨降ってきて・・」

と言う。関西でOTODAMAというわりと大きなフェスティバルがあり
何年も前にぼくらもそこで演奏させてもらったことがあった。 
当時野外のフェスにでるとタバコジュースの時だけ
いっつも大雨になる そういう事が続いた。

そして、あの日もそうだった。

演奏開始と共に
お客さんが一斉にステージに背を向けて遠くに張ってある雨よけテントに走っていく姿。
今でもよく覚えてる。
あー みんな逃げてくなあ。。 

その中で何人かステージ前に残って
踊ってくれているお客さんがいた。

「そこにいました わたし」と彼女は言って、ぼくにビールをくれた。

また関西に来よう 

 固く胸にちかう もなかきゃっとであった。


話がそれた。

捨て猫保護サロンはその名前の通り、捨てられた猫を保護している場所で、
広いワンルームの中にたくさんの猫がおり、
部屋の壁にそっていくつもケージが並べ置かれている。




もちろんごはんもトイレもすべてケージの中にある。



大人だけでなくって子猫もいる
 




ケージの中にいる猫、部屋の中を自由に歩き回る猫。

他猫とコミュニケーションを取れなかったり、
暴れたりするものはケージの中で暮らしているのだという。

30匹中10匹くらいが開放チーム。
それらをケージから見つめる20匹。

サロンの扉を開けて最初に感じたのは匂い。
30匹分の排泄があるのだ。そりゃあ臭い。 

そしてもちろんこの施設の管理が悪い訳じゃなく、
単純にスペースの問題。
 掃除も換気もしっかりしている。それでも追いつかないのだ。
 
しかし気の毒に、猫も臭いだろうな と思う。
ケージから出れないものは歩いたり飛んだりすることも出来ないわけで
移動することはもちろん出来ない。ただじっとこちらを見ている。

かわいそうに、鼻の閉じ方を教えてやりたいなと思う。 

でも、それでも、保健所に連れていかれて
殺されてしまったり、何日も食べられず飢えて死んで行く猫たちを
思うと幸せなのかな と思う。

彼らの目を見ていると、
最初は猫がいっぱいでかわいい 面白い と楽しんでいた自分が
バカみたいに思えてきた。
意味も分からず、その場にいること、先の見えない不安
一生懸命何かを訴えているように見えるその猫たちの姿、視線があまりに強い。



なんで捨てるんだろ 生き物


::::

49匹の猫を室内に残し死んでいったおじさんの家にいた という
1匹 片目がなかった。
耳の先が切れているのは避妊手術をしていますよ というサインだそうだ。
右と左でオスメスの区別をしているらしい。

 

 この片目の猫といちばん仲良くなれた。

 

 1940年代のギターケースにずっと興味津々だった くろちゃん



 

 外に出ると海が近いようだったので缶ビールを買って歩いて向かった。
夜釣りをしている人たちがいる。
時計を見るともう夜中の2時。

ああ、寝なきゃ。明日はやる事がいっぱいなんだ。

サロンに戻りソファで眠る。

朝方5時くらいになった頃、異様な匂いで目が覚める。

ねこがみなうんこをいっぱいし始めたのだ。
しぬほど、臭い。

けんかも始まり、走り回る猫や、わめく猫。

ねこはみんな狂い始めているんじゃないのか?とぼんやりした頭で考える。
真っ暗な中で強烈な異臭が
しつように自分を攻撃してくる。鼻や口の粘膜にこびりつく匂い。もはや味。

そうか美しい猫の姿を見ていると麻痺しちゃうけど、真っ暗だと
ただの 異臭しか感じないんだな。
マスクなど、まるで役に立たない。

眠れない・・


ああ今日のイベントはもう何もできないなおれ。
みんなは温泉に浸かって良く眠っているのかな。
大人しくホテルを取ればよかったのかもしれない

後悔だけが巡り気づくとまた眠っていた。



つづく
 
 







たびの小さな情報

・山田さんは少年時代ガンズの1stアルバムのギターをほぼコピーし、
今だに弾けるという・凄すぎる。

・高橋さんがホテルの部屋を出て缶コーヒーを買いに行くと
同室の五十嵐さんが酔って眠ってしまい扉があかず、しばらく部屋に入れなくなったらしい


・そのホテルは高橋さんの人生ワースト2だったそうだ。


***********




12/8(金)吉祥寺モモカレーで演奏します。ゲストにはタバコジュースのとしまさを。
 http://okubohidetaka.blogspot.jp/2017/11/128.html

 12/10(日)東京でワークショップご都合募っています。
 https://okubohidetaka.blogspot.jp/2017/11/blog-post_13.html

12/15(金)猫ぬいぐるみ ワークショップ 19時 宝塚 シチニア食堂
https://okubohidetaka.blogspot.jp/2017/11/1215.html

12/16(土)猫ぬいぐるみワークショップ 14時 灘区 古本屋ワールドエンズ・ガーデン
http://okubohidetaka.blogspot.jp/2017/11/1216.html

12/17(日)ライブ ワイゼンボーン演奏   三国 El Nague
https://okubohidetaka.blogspot.jp/2017/11/1217el-nague-vol6.html


2018猫カレンダー通販もうすぐです。




++++++++++++++